【8月19日 AFP】(更新)インドネシアのロンボク(Lombok)島で19日、マグニチュード(M)6.3の強い地震が発生した。同島では今回を含め、1か月以内に大きな地震が3回起きており、2回目となった2週間前のマグニチュード(M)6.9の地震による死者は480人を超えた。

 米地質調査所(USGS)によると、19日の地震の揺れの中心は東ロンボク(East Lombok)にあるベランティン(Belanting)の西南西。震源の深さは7キロと比較的浅い。住民らの話によると、東ロンボクでは揺れが強く感じられたという。

 東ロンボクのある住民はAFPに対し、「避難者に支援物資を届けようと車を運転していたら、突然電柱が揺れ出し、地震だと気付いた」「みんな悲鳴を上げて、道路に駆け出した」などと語った。

 揺れはロンボク島の中心都市マタラム(Mataram)や近隣のリゾート、バリ(Bali)島でも感じられたという。

 また、1回目となる先月29日の地震で登山客ら数百人が一時取り残されたリンジャニ山(Mount Rinjani)国立公園で山崩れがあったとの情報もあるが、この国立公園は先月の地震以来、閉鎖されている。

 2回目となった今月5日の震源の浅いM6.9の地震では住宅やモスク、商店など数万棟が倒壊し、少なくとも481人が死亡、数万人が負傷した。(c)AFP