【8月17日 AFP】世界最高峰エベレスト(Mount Everest、標高8848メートル)の春の登山シーズンに当たる5月に登頂した人の数が今年、史上最高の807人に上った。当局が16日、正式に発表した。今年のシーズンには、他にも複数の記録が打ち立てられた。

 ネパール、中国両当局によると、ルートは南のネパール側から563人、北のチベット側から244人が頂上に到達した。

 今年のエベレストは異例の好天候で、非常に多数の登山者が登頂することができた。40年前にエベレストで凍傷などにより両脚を失った中国人登山家も登頂に成功した。また、シェルパ(ネパール人山岳ガイド)の男女2人が、それぞれが持つエベレスト登頂回数の性別最多記録を更新。男性は22回、女性は9回という記録を打ち立てた。

 一方で、登山者5人が命を落とした。

 ヒマラヤ登山に関する記録をまとめた「ヒマラヤン・データベース(Himalayan Database)」によると、これまでの過去最高記録は2013年の665人だった。(c)AFP