「ソウルの女王」アレサ・フランクリンさん死去 76歳
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【8月17日 AFP】米国の伝説的歌手で、「ソウルの女王」と呼ばれたアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)さんが16日、死去した。76歳だった。フランクリンさんの長年の広報担当者が明らかにした。
家族が広報担当者を通じ出した声明によると、末期の膵臓(すいぞう)がんを患っていたフランクリンさんは同日午前9時50分(日本時間午後10時50分)、デトロイト(Detroit)の自宅で家族や親しい人々に囲まれ亡くなった。
家族は声明で、今週にフランクリンさんの危篤が伝えられて以降、世界中のファンから愛情のこもったメッセージが寄せられたことに感謝し、「私たちは皆さんのアレサへの愛情を感じました。彼女の遺したものが受け継がれることが分かり、心が安らいでいます」と述べた。
フランクリンさんは、4オクターブ以上にわたるパワフルな歌声で、ソウルからR&B、ゴスペル、ポップスのヒット曲を連発。代表曲には「リスペクト(Respect)」(1967年)、「ナチュラル・ウーマン(A Natural Woman)」(1968年)や「小さな願い(I Say a Little Prayer)」(1968年)などがある。グラミー賞(Grammy Awards)を18回受賞した他、1987年には女性アーティストとして初めて米ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たした。
フランクリンさんは50年余りにわたるキャリアを通じ、マライア・キャリー(Mariah Carey)さん、故ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)さん、アリシア・キーズ(Alicia Keys)さん、ビヨンセ(Beyonce)さん、メアリー・J・ブライジ(Mary J. Blige)さん、故エイミー・ワインハウス(Amy Winehouse)さんら、多くの歌姫に影響を与えた。(c)AFP/Jeff Kowalsky, with Jennie Matthew in New York