希少なサバクミミズク、新疆で保護
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【8月19日 CNS】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)精河県(Jinghe)公安局森林派出所が、希少なサバクミミズク1羽を保護した。
このミミズクは、精河県に住む小学生の周旗威君と周旗武君が助けた。二人は付近の林で遊んでいた時に、羽にケガをしており飛ぶことができずにいたミミズクを発見し、通報した。
派出所が中国科学院(Chinese Academy of Sciences)新疆生態地理研究所の馬鳴研究員に鑑定を依頼した結果、このミミズクは「サバクミミズク」であり、新疆ではきわめて希少な存在であることが分かった。
「5月に阿克蘇(Aksu)、喀什(Kashgar)で鳥類の科学調査を行った際にサバクミミズクを一羽見つけたことがあるが、極めてまれで貴重な鳥だ」と馬研究員は説明する。
「サバクミミズクはほかのフクロウと同様に、羽毛の構造が特殊で、軽く柔らか。そのため飛行時に音を立てない。翼の縁がのこぎり状になっていて、消音効果がある。飛行機のジェットエンジンがこの形状をまねたことはよく知られている」
派出所は、サバミミズクのケガが完全に回復するのを待ち、自然に返すとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News