トンガ首相、太平洋諸国首脳にダイエット競争呼び掛け
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【8月15日 AFP】南太平洋の島国トンガのアキリシ・ポヒバ(Akilisi Pohiva)首相は、他の太平洋島しょ国の首脳らに1年間にわたるダイエット競争を呼び掛けた。
太平洋地域は世界で最も肥満率が高いとされており、問題抑制を図るためには政治家が先頭に立つ必要があると、同首相は訴えた。
サモア・オブザーバー(Samoa Observer)に今週掲載されたインタビューで同首相は、「われわれは皆で一緒に、1年をかけたダイエット競争をやるべきだ」「次の年に会った際、体重をもう一度計測して誰が一番痩せることができたかを確かめるんだ」と話した。
さらに「何キロ落とせたかではなく、体重を落とすために食事を軽くし、健康的な心持ちでいるのがいい」と述べた。
気さくな呼び掛けの一方で同首相は、肥満が糖尿病や心臓疾患といった病気を招き、太平洋地域にとって深刻な問題だと指摘している。
世界保健機関(WHO)が2015年に発表したデータによると、世界で最も肥満率の高い国10か国のうち9か国が太平洋地域にある。
ポヒバ首相は来月、ナウルで行われる太平洋諸島フォーラム(Pacific Island Forum)首脳会議で、ダイエット競争を呼び掛ける意向だという。(c)AFP