飼い犬がお手柄、地滑り直前に一家起こす インド南部
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【8月14日 AFP】モンスーンによる大雨で鉄砲水などの被害に見舞われたインド南部ケララ(Kerala)州で、就寝中だった一家が土砂崩れで自宅が倒壊する直前に飼い犬に起こされ、間一髪で難を逃れる出来事があった。地元メディアが13日に報じた。
飼い犬の行動で命拾いしたのは同州アイダッキー(Idukki)在住のモハナン・P(Mohanan P)さん一家。自宅で眠っていた午前3時ごろ、犬が突然激しくほえ出したため、家族全員が目を覚ました。
「その時、私たちは異変に気付いたんです。私は様子を見るため外に出ました。それから私たちは一目散に家から逃れなくてはいけませんでした」。モハナンさんはニュース専門局NDTVにそう語っている。
一家が家から飛び出した直後に近くの山の斜面で土砂が崩れ、自宅をなぎ倒したという。
一家と犬は政府が運営する近くの避難所に身を寄せている。
人気観光地でもあるケララ州ではこの数日、モンスーンの大雨で鉄砲水が発生。これまでに39人が死亡し、10万人超が家を失っている。(c)AFP