著作権保護と権利侵害対策について、今日頭条は積極的な対策を打ち出している。技術を活用し、規模化と低コスト化により問題を解決していくという。

 デジタル版権の面では、中国で初めての動画版権保護システムである「霊石(Lingshi)」をオンラインで使えるようにした。プラットフォーム上にアップロードされた内容に対して唯一の「内容指紋」と呼ばれる一種の証明書を与え、版権を有する側が著作権を侵害している側を即時に削除できる。さらに、第三者機構と提携し、原作の文章に対して保有権利の確認と時間認証を行い、作者に対して原作者としての版権の電子版の登記証書を発行することができるとしている。

 権利侵害に絡む告発について、頭条号は政府への通報ルートを設けている。プラットフォーム側は、告発された状況と証拠となる材料に基づき、最短で確認と処理を行う。

 このほか、頭条号には侵害行為を行った個人のブラックリストを設けている。アカウントに重大な著作権侵害の状況が認められた場合、プラットフォームにより即刻閉鎖され永久にブロックアウトされ、このIDでは永遠に再登録することはできない。(c)CNS/JCM/AFPBB News