「スーパーマン」女優マーゴット・キダーさん、自殺と判定 米検視当局
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【8月10日 AFP】1970年代の米映画シリーズ「スーパーマン(Superman)」で主人公の恋人役を演じた女優マーゴット・キダー(Margot Kidder)さん(享年69)の死について、米当局は自殺だったとの判定を下した。
米モンタナ州パーク(Park)郡の検視当局は、キダーさんの死は自殺だったと発表し、「遺族は心の病や中毒、自殺願望やそれらの組み合わせに苦しむ人々に、適切なカウンセリングや治療を受けるよう求めている」と述べた。
今年5月にキダーさんが死亡した当時は、キダーさんの代理人も葬儀の準備を行った葬儀業者も死因に触れていなかった。
キダーさんは1978~83年に公開された「スーパーマン」シリーズ第1~3作で、2004年に亡くなったクリストファー・リーヴ(Christopher Reeve)さん演じる主人公クラーク・ケント(Clark Kent)から愛される有能な記者、ロイス・レイン(Lois Lane)を演じた。
キダーさん(本名:Margaret Ruth Kidder)は、1948年10月17日、カナダのノースウェスト準州(Northwest Territories)生まれ。
晩年まで俳優活動を続けていたが、1996年に重度の神経症に苦しんでいることを公表。以降、人気が衰えた。後に双極性障害と診断されてからは、精神衛生に関する活動に取り組んだ。また左派理念の持ち主として知られた。2005年に米国籍を取得した。(c)AFP