【8月9日 AFP】テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2018)は8日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)との初戦に6-2、6-3で勝利し、4回目の優勝へ向けて順調に滑り出した。

 2005年と2008年、2013年に同大会を制しているナダルは、気分屋のペールをまったく寄せ付けず、相手のサービスゲームを6回ブレークして74分で勝利した。ナダルはこれでペール戦4連勝となった。

 ナダルは「きょうの自分は100パーセントではなかった。確かにこの5日間はここで良い準備ができていたが、同時に拠点ではあまりハードな練習ができていなかったのも事実だ」と話した。

「だから、自信をつけるためにも最初の試合が重要だ。明日、次の試合があることも重要で、とにかくまた頑張りたい。きょうは堅実な試合ができた。第2セットは少し難しい部分もあったが、リターンが良かった。ベースラインからのショットはミスが多かった」

 32歳のナダルは次戦、3年ぶりの準々決勝進出をかけてスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と対戦する。ワウリンカはマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)を1-6、7-6(7-2)、7-6(12-10)で破り、1回戦に続いて逆転での勝ち上がりとなった。

 第2シードの前回王者で、前週シティ・オープン(Citi Open 2018)で優勝しているアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)も、6-4、6-4でブラッドリー・クラーン(Bradley Klahn、米国)を難なく退けた。優勝4回を誇る第9シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、ピーター・ポランスキー(Peter Polansky、カナダ)を6-3、6-4で下して3回戦に進出している。

 地元カナダの新旧2選手は明暗が分かれ、27歳のミロス・ラオニッチ(Milos Raonic)が敗退に終わった一方、10代の新星デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)は勝ち上がった。

 フランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)と対戦したラオニッチは、雨による2時間半以上の中断がはさまる中、6-7(4-7)、6-4、1-6で敗戦。シャポバロフは前週末にロスカボス・オープン(2018 Abierto de Tenis Mifel)を制している第14シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)を6-3、7-5で破った。(c)AFP