漢代の「金縷玉衣」新疆で展示 解憂公主がテーマ
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【8月10日 CNS】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の新疆博物館で3日、『解憂の故里——徐州漢代楚国精品文物展』と題した展示会が開幕した。解憂公主は、漢の大帝劉邦の子孫で、楚国の姫の一人。漢の「和親政策」により西域の匈奴に嫁ぐ運命をたどった。
今回の展示は、徐州博物館(Xuzhou Museum)が所蔵する漢代の文化財117種を展示。徐州(Xuzhou)獅子山の楚王墓で出土した「金縷玉衣」などの展示物の前に、見学者らは足を止めていた。金縷玉衣は、長さ174センチ。玉4248枚と金縷(金糸)1576グラムを用いて作られている。玉は新疆・和田(Hetian)産の白玉と青玉を使用している。
「和親万里(訳:匈奴との和親のため解憂公主が西域に嫁いだ歴史を紹介)」「奢華器用(訳:漢代に使用された豪華な生活用品の紹介)」などの五つのエリアに分け、解憂公主の古里である漢代の歴史を学べるようになっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News