【8月9日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は8日、移籍がうわさされているルカ・モドリッチ(Luka Modric)をはじめとするW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場した5選手がチーム練習に復帰したと明かした。

 スペインのスポーツ紙アス(AS)は、W杯でクロアチアを決勝に導いたモドリッチはイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から届いているオファーに応じる意向だと報じたが、ライバル紙のマルカ(Marca)は、同選手がレアルでの昇給を受け入れて契約延長にサインすると伝えていた。

 W杯の最優秀選手賞を受賞したモドリッチをはじめ、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)への期限付き移籍が発表された同胞のマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)、W杯を制したフランス代表のラファエル・バラン(Raphael Varane)、そしてブラジル代表のマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)とカゼミーロ(Casemiro)は、レアルの米国ツアーには参加せずに休暇を与えられていた。

 レアルは7日夜に米ニュージャージー州で行われた試合でASローマ(AS Roma)に勝利し、翌8日に帰国。クラブはW杯出場選手がチームに戻ったと明かし、ウェブサイトで「クロアチア人MF(モドリッチ)は、マルセロ、バラン、カゼミーロ、コバチッチと共にジムで個別トレーニングを行った」と述べた。

 モドリッチの去就については情報が錯綜(さくそう)している。マルカは2012年にレアルに加入したモドリッチが「現在の給与が自身のパフォーマンスのレベルに合っていない」と考えているとし、9月に33歳になる同選手がクラブとキャリア最高の契約を結ぶ見通しだと報じた。

 モドリッチはこれまでコメントを出していないが、アスは同選手が「インテル加入を視野に入れている」と報道。一方でマルカは、「クラブは昇給させる意向」だとして「彼はマドリードに残るだろう」と伝えていた。(c)AFP