【8月8日 AFP】インド東部・西ベンガル(West Bengal)州で7日、茶農園の労働者ら40万人以上が政府と雇用主に日給34ルピー(約55円)の賃上げを求め、3日間のストライキに突入した。ストが行われている地域は紅茶の名産地ダージリン(Darjeeling)にも近く、ほぼ全ての茶農園の業務に影響が出ているという。

 農園労働者の組合によると、約370か所の茶農園の労働者40万人以上がストに参加しており、現在の最低日給169ルピー(約274円)を2割増の203ルピー(約329円)に上げるよう訴えている。

 ただ、ダージリンの茶農園の業務にはこれまでのところ今回のストライキによる影響はないという。

 インドは現在モンスーンの時期に当たり、収穫の最盛期と重なるため、組合側はこの時期にストライキを実施することで雇用者側に最大限の圧力をかけたいとしている。(c)AFP