【8月7日 AFP】(更新)ドイツの自動車大手ダイムラー(Daimler)は7日、米国による対イラン経済制裁の再開を受け、イランでの企業活動を中止していると発表した。

 広報担当者はAFPに対し、「適用される制裁に従い、すでに限られたものだったイランでの活動を中断した」と述べ、同社は政治情勢の展開を注視していると付け加えた。

同社はイランの地元企業2社と提携し、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)のトラックを製造していたが、イランでの事業拡大プランは突然の終幕を迎えることになる。

 フランスの自動車大手ルノー(Renault)は、制裁にかかわらずイランでの事業を継続する方針を表明した。ルノーは自社製品を米国で販売していない。

 イランに対する圧力を強めるドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は7日、制裁についてツイッター(Twitter)で「これまで課された中で最も痛烈な」ものと評し、「イランと取引する者は皆、米国と取引しないようになる。私が求めているのは世界の平和に他ならない」と述べた。(c)AFP