サウジ、カナダとの貿易・投資を凍結 活動家の釈放要求に反発
このニュースをシェア
【8月6日 AFP】(更新)サウジアラビア政府は6日、カナダが内政に干渉したとして、サウジアラビアに駐在するカナダ大使を追放するとともに、カナダとの新たな貿易や投資をすべて凍結すると発表した。自国の駐カナダ大使も召喚した。
在リヤドのカナダ大使館は先週、サウジで新たに複数の人権活動家が拘束されたことに「重大な懸念」を表明。活動家らの即時釈放を求めていた。
拘束された活動家には、女性の権利擁護に取り組み、受賞歴もあるサマル・バダウィ(Samar Badawi)氏も含まれる。
サウジ外務省はツイッター(Twitter)を通じ「我が国の内政問題への干渉は認めない」と表明。駐カナダ大使には24時間以内の国外退去を要求した。
さらに「カナダとの新規の貿易・投資取引を全面的に凍結し、一段の措置を取る権利を留保する」と明らかにした。(c)AFP