【8月5日 AFP】(更新)アフガニスタン東部パルワン(Parwan)州で5日、自爆攻撃が発生し、パトロール中のチェコ軍兵士3人が死亡した。北大西洋条約機構(NATO)のアフガニスタン駐留部隊が明らかにした。この攻撃について、同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)が犯行声明を出した。

 パルワン州知事によると、首都カブールの北方60キロほどの同州チャリカル(Charikar)で午前6時(日本時間午前10時半)ごろ、徒歩で近付いてきた人物が自爆した。

 NATO部隊は声明で「『確固たる支援任務(RSM)』でアフガニスタン軍とパトロールに当たっていた兵士3人が自爆犯によって殺害された」と発表したが、犠牲者の国籍については明らかにしていない。このほか、パトロール隊のメンバーだった米兵1人とアフガニスタン兵2人が負傷したという。

 その一方、チェコ軍当局は死亡した3人はチェコ人だと発表。同国のルボミール・メットナル(Lubomir Metnar)国防相は「3人の兵士の悲劇的な死にひどい打撃を受けた。遺族に心からお悔やみを申し上げる」と述べた。(c)AFP