コンゴ民主共和国、エボラ出血熱再流行による死者33人に
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【8月5日 AFP】コンゴ民主共和国の保健省は4日、同国東部で再び流行しているエボラ出血熱により33人が死亡したとみられると明らかにした。
コンゴでは、東部の北キブ(North Kivu)州でエボラ出血熱が再流行していると発表があった1日以降、13人の発症が確認され、うち3人が死亡。これを受け、保健省は4日、死者数の合計が33人に上るとみられると発表した。
世界保健機関(WHO)の高官は3日、エボラ出血熱の拡大をコンゴの「戦闘区域」内で抑えることはWHOが直面する最も困難な課題の一つだと述べた。
WHOの緊急対応担当トップのピーター・サラマ(Peter Salama)氏によると、現地の医療関係者たちは100以上の武装集団が活動する中で対応に当たらなければならず、うち20ほどの組織の動きは「非常に活発」だという。
WHOとコンゴ政府は先月24日、33人が犠牲となった北西部の赤道(Equateur)州でのエボラ出血熱流行の終息を宣言したばかりだった。(c)AFP