【8月4日 AFP】米アリゾナ州にある不法移民の子どもを収容する民間施設の職員が10代の少年らに対する性的虐待に罪11件で起訴されたことが裁判所の文書から明らかになった。非営利の調査報道機関が3日、報じた。

 裁判所の文書によれば、レビアン・D・パチェコ(Levian D. Pacheco)被告(25)は、アリゾナ州メサ(Mesa)の非営利団体(NPO)サウスウエスト・キー(Southwest Key)が米厚生省からの発注で運営している保護施設に青少年専門のケアワーカーとして勤務していた。被害者は、「米国で公的に身柄を拘束されている保護者のいない未成年者」だったとされている。

 この件について最初に報じた非営利の調査報道機関「プロパブリカ(ProPublica)」 によれば、パチェコ被告は2016年5月から同施設で働き始め、同年8月から2017年7月にかけて15~17歳の少年らを性的に虐待したとみられている。また、プロパブリカの報道によれば、同被告はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)陽性。一方、パチェコ被告は起訴内容を否認している。

 折しも、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領による不法移民の取り締まりで移民家族が引き離されている事態に対して、国内外から激しい怒りの声が起きている。

 トランプ大統領は方針の撤回を迫られ、6月に対メキシコ国境での移民親子引き離し措置を停止する大統領令に署名した。しかし、先週の時点で連邦地裁が命じた再会の期限を過ぎたにもかかわらず、保護者から引き離された移民の子ども約2500人のうち今も711人前後が親と再会できていない。(c)AFP