米俳優S・マックイーンの遺族、肖像権めぐりフェラーリを提訴
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【8月3日 AFP】米俳優の故スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)さんの遺族が、イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリ(Ferrari)がマックイーンさんの肖像を無断で使用したとして、同社を提訴した。
カリフォルニア州ロサンゼルス地方裁判所に今週提出された訴状によると、フェラーリは昨年、自社ブランド車の70周年を記念した限定モデル「マックイーン(The McQueen)」を販売。
この限定モデルが「マックイーンさんの遺族から許可を得て、そのデザインやディテールにより本物の『マックイーン』車であるというイメージを捏造(ねつぞう)し、認可を受けた本物のマックイーン車や関連商品の価格および価値のプレミアを得た」と遺族は指摘している。
これを受けて遺族側弁護団が苦情を申し立てたところ、同社は同モデルを「アクター(The Actor)」と改名したものの、自社ウェブサイトとマーケティング資料ではマックイーンさんの肖像を使用し続けたという。
フェラーリ側は、広報担当者を通じてのコメントを差し控えている。(c)AFP