無人島で生後4か月の子犬7匹保護、カナダ
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【8月3日 AFP】カナダの無人島で、生後およそ4か月の子犬7匹が見つかった。ラブラドルレトリバーとハスキーの混血のきょうだいとみられ、雄4匹と雌3匹。これから里親を探すことになるという。
子犬が見つかったのは、マニトバ(Manitoba)州の州都ウィニペグ(Winnipeg)から北に約500キロ離れた町クロスレーク(Cross Lake)付近の無人島。
AFPの電話取材に応じた動物保護団体の責任者デブ・バンデカークホーブ(Deb Vandekerkhove)さんによると、夜間、ボートに乗っていた男性2人が犬の鳴き声を聞いた。無人島に動物の影もいくつか見えたが、オオカミがけんかでもしているのだろうと思ったという。
ところが、翌朝またボートで見に行ったところ、子犬7匹を発見。男性2人は持っていた食べ物を与え、地元の動物保護ボランティアに連絡した。ボランティアの手で餌など子犬たちに必要な物が手配され、男性2人も一時的な避難場所として古い犬小屋を島に設置した。
「子犬たちは無人島で数週間、自力で生き延びていたようだ」とバンデカークホーブさんは語った。3日にクロスレークへ行き、子犬たちを引き取ってくるという。その後はしばらくリハビリを行い、動物愛護団体ウィニペグ・ペット・レスキュー(Winnipeg Pet Rescue)を通じて里親を募集する予定。
子犬たちは、7人の仲間が無人島に漂着して生活する物語を描いた1960年代のコメディードラマ「ギリガン君SOS(Gilligan's Island)」の登場人物の名前でそれぞれ呼ばれている。(c)AFP