ロシア警察、サッカーW杯決勝に乱入したパンクバンドメンバーを釈放
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【8月2日 AFP】ロシア警察は1日未明、サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝でピッチに乱入した同国のパンクバンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバーを釈放した。15日間の禁錮刑を受けた4人のメンバーは7月31日に服役を終え釈放されたが、直後に警察に身柄を拘束されていた。しかし4人は今後、3日に再び出廷することを義務付けられており、新たに最大25日間の禁錮刑を科される可能性がある。
プッシー・ライオットのメンバーは、7月15日にモスクワのルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)で行われたW杯決勝で、警察官に扮装(ふんそう)してピッチに乱入。後にこの行為は政治的抗議活動であったとしており、起訴されていた。
ピョートル・べルジロフ(Pyotr Verzilov)、ベロニカ・ニクルシナ(Veronika Nikulshina)、オルガ・クラチェワ(Olga Kuracheva)、オルガ・パクツソワ(Olga Pakhtusova)の4メンバーは、スポーツイベントにおける観戦者のルールに違反したとして禁錮15日を言い渡され、さらに警察官に扮装したため罰金1500ルーブル(約2600円)が科された。
1日未明に「16日間の拘束から解放された!」とツイートしたべルジロフは、駐車場でダンスする4人の写真も投稿している。4人はフランス対クロアチアのW杯決勝の後半にピッチに乱入。この試合はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領やフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領らも観戦していた。(c)AFP