【8月1日 AFP】テニス、シティ・オープン(Citi Open 2018)は7月31日、男子シングルス1回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算3勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は4-6、7-6(7-5)、6-7(3-7)で予選勝者のドナルド・ヤング(Donald Young、米国)に敗れた。

 左膝の手術から復帰して以降は思うような結果を残せず、この日の敗戦で今シーズンの成績を6勝11敗に落とした33歳のワウリンカは試合後、「ここで初戦で負けるのはつらい。特に第3セットは6-7だったから」「ミスが多かったのは間違いない。試合数をこなせていないときは難しい。タフな敗戦だ」と語った。

 また、現在の世界ランキングは198位まで落ちているワウリンカは「さまざまなステップがあるが、今は少しずつ自信を取り戻し、試合中に出てくる不安を取り除く段階だ。かなり近づいてきている感覚はあるが、まだまだ遠い場合もある」とすると、「自分がいたい場所に戻ってこられると確信している。長いプロセスだが、受け入れないといけない。絶対に帰ってくる。それがどれだけ長くかかるかは分からないけど」と続けた。

 一方、第7シードの錦織圭(Kei Nishikori)が待つ2回戦へ駒を進めた世界ランク234位のヤングは「彼はどんなショットでも打てるし、緊張感のある厳しい試合だった。復活途上のスタンと絶好調のときの彼は別人だが、戻ってくると確信している。帰ってきたときの彼とは戦いたくない」と語った。

 今大会に出場している日本勢は、杉田祐一(Yuichi Sugita)が3-6、2-6でヴァンサン・ミロ(Vincent Millot、フランス)に、綿貫陽介(Yosuke Watanuki)は6-3、5-7、1-6でダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に敗れた。また、マレク・ジャジリ(Malek Jaziri、チュニジア)と対戦した第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、第1セットを6-2で奪ってリードしていたところで降雨順延が決まっている。(c)AFP/Jim SLATER