米ICBM発射実験で異常発生、実験打ち切り 太平洋上で自爆
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【8月1日 AFP】米空軍は7月31日、弾頭非搭載の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3(Minuteman III )」の発射実験で「異常」が生じたため、実験を打ち切って自爆させたと発表した。
ミニットマン3はカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)から発射され、7月31日午前4時42分(日本時間同日午後8時42分)、太平洋上で安全に自爆した。
当局は、異常の原因を特定する調査チームを編成した。米空軍グローバル打撃軍団(Air Force Global Strike Command)は声明で、「運用プラットフォーム自体や実験装置に関連する多くの要因によって異常が生じる可能性があるので、原因の特定には慎重な分析が必要だ」と述べた。
バンデンバーグ空軍基地では定期的にミニットマンの発射実験が行われている。発射実験は何年も前から計画が立てられていることが多い。冷戦(Cold War)終結から数十年が経過した今も、米国は国内各地に多くのミニットマン3を配備している。(c)AFP