マンUが勝利で米ツアー終える、モウ監督も「必要としていたスピリット」
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【8月1日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は7月31日、米マイアミで行われ、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)とアンデル・エレーラ(Ander Herrera)のゴールでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)がレアル・マドリード(Real Madrid)に2-1で勝利。荒れた米国ツアーを白星で締めくくり、やっとジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督も笑顔になる結果を手にした。
2週間にわたる米国ツアーでモウリーニョ監督は、トップチームに所属する選手を厳しく批判するのは控えた一方、移籍市場におけるチームの消極性に不満を述べ、さえない印象を与えていた。しかし、この日はハーフタイム直前にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)にゴールを許しながらも、前半に挙げた2点のリードでレアルを寄せ付けなかったことは、指揮官を励ます結果となった。
モウリーニョ監督は「(今回のツアーから)私は何も学ばなかった」と話し、「エレーラとフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)、サンチェスが今どんな状態であるかは分かった」と続けた。「選手はとても若く、成長するための時間がまだ必要であるのは分かっている。それでも、彼らはすべての力を出してくれた」
「最後の15分は死んだような状態だったし、相手もトニ・クロース(Toni Kroos)やマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)、イスコ(Isco Alarcon)を投入し、持ちこたえることはできないと思っていたが、選手たちはなんとか耐えてくれた」
「あれこそが、まさにわれわれが必要としているスピリットだった。われわれはイングランド・プレミアリーグの開幕に向けまだ準備できておらず、最初の数週間は非常にハードなものになるはずだからだ」
今回のツアーの大半でモウリーニョ監督は、12人の主力選手を起用することができなかった。そのうちの多くは、W杯ロシア大会(2018 World Cup)後の長期休暇を理由にチームに帯同していない。(c)AFP