米連邦地裁、3Dプリンター銃の設計図公開に仮差し止め命令
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【8月1日 AFP】米ワシントン州シアトル(Seattle)の連邦裁判所は7月31日、3Dプリンターで製作する銃の設計図のオンラインでの公開について仮差し止め命令を出した。テキサス州の非営利団体「ディフェンス・ディストリビューテッド(Defense Distributed)」が、5年に及ぶ法廷闘争の末にドナルド・トランプ(Donald Trump)政権と和解したことを受けて実施しようとしていた設計図の公開は土壇場で当面阻止された。
ワシントン州など8州とコロンビア特別区(首都ワシントン)は7月30日、トランプ政権とディフェンス・ディストリビューテッドの和解内容は「恣意(しい)的で根拠を欠いている」として、連邦政府を相手取り同連邦地裁に提訴していた。
シアトル連邦地裁のロバート・ラズニク(Robert Lasnik)判事は、3Dプリンター銃の設計図公開に対する「一方的緊急差し止め命令」を求める原告の申し立てを認め、今月10日に審理を開くことを決めた。(c)AFP/Nova SAFO, with Andrew BEATTY in Washington