水中ロボット大会が大連で開催 中国や米の大学から集結
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【7月31日 CNS】国際水中ロボット大会(International Underwater Robot Conference 2018)が26日、中国・大連市(Dalian)の大連海事大学(Dalian Maritime University)で開催された。
同大会は「自主創新の情勢下でのロボットと海洋工学の産業化」がメインテーマ。水中競技や専門家会議、産業化、設備展示などが含まれ、水中ロボットの実際の応用と研究開発成果を高めることが主旨だ。
会場となった大連海事大のほか、米・パデュー大(Purdue University)、ジョージア工科大(Georgia Institute of Technology)、北京大、清華大、中国科学院(Chinese Academy of Sciences)瀋陽自動化研究所(Shenyang Institute of Automation)などから、100人近い人口知能(AI)関連の専門家や研究者が参加。水中ロボット研究の最新成果などついて討論した。
開幕式では、国際水中ロボット連盟(International League of Underwater Robot)の謝広明(Xie Guangming)主席は「人工知能、ロボット、海洋工学は、最先端の製造業の重要なコア技術であるだけでなく、一つの国の科学技術の研究開発力と製造技術レベルを表す重要な指標だ。今回の大会は、中国の水中ロボット技術の進歩、海洋事業の発展及び海洋強国の夢の実現に役立つだろう」と述べた。
今大会の目玉の一つとして、国際水中ロボット競技が行われた。国内外から集まった60を越える大学の水中ロボット約200体と選手約500人が、水中速度や目標識別奪取、水球、シンクロナイズドスイミングなどの競技に参加した。(c)CNS/JCM/AFPBB News