パリ郊外の鉄道電気施設で火災 モンパルナス駅が麻痺
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【7月28日 AFP】フランス・パリ郊外の鉄道電気施設で27日、大規模な火災が発生し、パリ南部のモンパルナス(Montparnasse)駅を通る路線の運行が麻痺した。駅では大勢の旅行者が週末の休暇に向かおうとしていた。
火災が発生したのはパリ西郊のイッシー・レ・ムリノ(Issy-les-Moulineaux)にある国営の鉄道電気施設。現場からは煙が激しく立ち上った。施設のすぐ隣にはマイクロソフト(Microsoft)の仏本社がある。
当局によると、この火災で2500人が避難したほか、パリ郊外で約1万6000世帯が停電。モンパルナス駅は気温36度のうだるような暑さに見舞われ、足止めされた大勢の乗客が発車案内板を見上げた。
列車は27日午後までに一部が3時間遅れで運転を再開し、その他は経路を変更して運行した。
フランス国鉄(SNCF)のパトリック・ジャンテ(Patrick Jeantet)氏によると、火元はモンパルナスの安全装置を制御する電気施設の変圧器。出火原因は分かっていない。(c)AFP