【7月27日 AFP】5月に脳出血で倒れ緊急手術を受けたイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の元指揮官アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏は26日、自身の命を救った医師らに感謝の意を表した。

 また、手術後初となる公のコメントの中で、世界中からあふれんばかりの思いやりの気持ちが届いたことに「恐縮した」と話した。

 ユナイテッドを率いた26年間で38個のトロフィーを勝ち取った76歳のファーガソン氏は、クラブが公開した映像メッセージの中で医療スタッフを称賛した。手術後の数日間、同氏には集中治療が施されていた。

 ファーガソン氏は元気そうな姿で「やあ。取り急ぎのメッセージになるが、まずはマクルズフィールド(Macclesfield)の病院で治療にあたってくれた医療スタッフに感謝したい」と語り、その様子はやや感情的になっているようにもみえた。

「素晴らしい治療を行ってくれた人がいなければ、いま私はここに座っていられなかっただろう。本当にそうなんだ。だから私と家族から感謝の気持ちを伝えたい。本当にありがとう」

「世界中から届いたすべてのメッセージが私の回復を願うものであり、本当に恐縮した。そして幸運を願うそうした気持ちは、私の心にしっかりと響き渡った。皆さんのサポートに感謝したい」

 またファーガソン氏は、現在はジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が率いるユナイテッドの試合を観戦するために、オールド・トラフォード(Old Trafford)に戻るという内容でメッセージを締めくくった。

「最後に、今シーズン中にはユナイテッドの試合を観戦するため(オールド・トラフォードに)戻るよ。その間、ジョゼと選手たちの幸運を祈る。本当にありがとう」(c)AFP