ギリシャの山火事、放火で発生か 「重大」な情報で捜査開始
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【7月27日 AFP】ギリシャ政府は26日、同国で今週発生し、死者82人という国内史上最悪の被害をもたらした森林火災が、放火によって始まった可能性を示す「重大」な情報があると明らかにした。
火災は23日にペンテリコ(Pentelicus)山で発生し、首都アテネの東に位置する沿岸リゾート地マティ(Mati)へと広がった。ニコス・トスカス(Nikos Toskas)内務副大臣(市民擁護担当)は記者会見で、この火災の背後に「犯罪行為」があった可能性について「重大な情報に基づき捜査を開始している」と述べた。
またトスカス氏は、ペンテリコ山で火災が発生する数時間前、アテネ西方のキネタ(Kineta)近くで発生した別の火災についても「故意」に着火されたものかどうか当局が捜査しているとした。
このほか同氏は、「気候変動によって気候が極端な状態にあった」と強調した。(c)AFP