【7月26日 CNS】7月中旬ごろから中国で卵が値上がりしている。インターネット上では、「火箭蛋(ミサイル卵)」の再来かと騒がれている。火箭弾(訳:ロケットミサイル)のような勢いで、蛋(訳:卵)の価格がかつて跳ね上がったことを指している。

 6月下旬から7月初めまでは600グラム2.91元(約47.49円)とかなり低価格だったが、7月中旬には600グラム4元(約65円)を超えた地域もあった。

 中国の市場調査会社、卓創資訊(Sublime China InformationSCI)のアナリスト張文萍氏は、価格急騰の原因は、6月中旬頃から供給過多により、古い卵や小ぶりの卵が売れ残り、生産や流通の過程で余剰が増えてしまったことが、価格の低下につながったことが発端だったと分析している。

 また、河北省(Hebei)石家荘(Shijiazhuang)養鶏協会の楊広平副会長は、「6月末に気温が上がり、雨も多く、めんどりが卵を産みにくくなったことに加え、卵の需要が増えたことも価格高騰の原因の一つとして挙げられる」と話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News