【7月26日 CNS】中国のEコマース大手系列の京東到家(Jingdong Daojia)は近く、セルフレジシステムなどを含む買い物システム「軽松購(Qingsong Gou)」を、小売業者の「緑地鯨選(G-Super)」「福伴(Fuban)」など約100社と提携し、北京、上海、深セン(Shenzhen)など全国30都市の2000店を超える実体店舗で展開すると発表した。

 京東到家は微信支付(ウィーチャットペイ、WeChat Pay)と京東支付(JD Pay)と提携し、「顔認識支払い」方式を採用する。

 顧客は店舗を巡る中で、京東到家のアプリで商品コードをスキャンし、商品を自分の電子買物カートの中に取り入れ、買い物が終わったら、ウィーチャットペイなどでオンライン支払いを済ませ、店舗出口の端末機で確認を済ませれば購入プロセスは完了する。

 買い物の品数が多い場合や、店内が混み合っている場合など、「軽松購」システムを使えば、消費者がレジの前で並ぶ過程を省くことができ、有効的に実体店舗の中の買い物のボトルネックを解決できるとしている。

「軽松購」のシステムは、北京の大型店「華冠(Hua Guan Supermarket)」「上蔬永輝(Yonghui)」などの店舗に導入したところ、レジの効率が40%改善され、購買ピーク時の混雑を大幅に緩和するなどの効果が認められたという。(c)CNS/JCM/AFPBB News