【7月23日 AFP】英イングランド中部ウースター(Worcester)で、3歳の男児が酸性の薬品をかけられ重傷を負う事件があり、警察当局は22日、「故意」による酸攻撃とみて男1人の身柄を拘束した。

 地元警察によると、男児は21日午後、ウースター市内のディスカウント店で被害に遭い、「腕と顔に重度のやけどを負って」病院で治療を受けている。

 事件に関連し、警察は近くのウォルバーハンプトン(Wolverhampton)に住む男(39)を、重大な傷害を与えようと共謀した疑いで拘束している。また、参考人として男3人の写真を公開した。

 マーク・トラビス(Mark Travis)警視正は、「現段階でわれわれは3歳男児に対する故意の攻撃として捜査している」と述べた。犯行動機は不明だという。

 英国では近年、酸を使った攻撃が急増しており、ロンドンだけで年間数百件の被害が出ている。(c)AFP