【7月23日 AFP】南アフリカの警察当局は22日、南東部のクワズールー・ナタール(KwaZulu-Natal)州で、ミニバス運転手を乗せた車が正体不明の男らから銃撃を受け、運転手11人が死亡、4人が負傷したと発表した。南アでミニバスは市民らの足となっているが、ライバル業者間の抗争が頻発している。

 南ア警察の長官によると、ミニバス運転手の一行は21日夜、同僚の葬儀に出席した後、ヨハネスブルク(Johannesburg)に帰る途中に待ち伏せ攻撃に遭った。

 負傷した4人も重体で病院に搬送された。警察は襲撃者の行方を追っている。

 南アでミニバスは大勢の市民らにとって不可欠な交通手段となっている。しかし、もうかるルートをめぐって業者間の争いが激しく、暴力沙汰も頻繁に起こっている。(c)AFP