刃物男がバス乗客襲撃、9人負傷 独北部
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【7月21日 AFP】ドイツ北部で20日、バスの車内で男が刃物を使って乗客を襲い、9人が負傷する事件があった。男の動機は不明。当局が明らかにした。
リューベック(Luebeck)市のウーラ・ヒンクスト(Ulla Hingst)主任検察官によると、満員の状態で同市近くの人気観光地、トラベミュンデ(Travemuende)に向かっていたバスの車内で、男が刃物で乗客らを襲い始めた。
シュレスウィヒ・ホルシュタイン(Schleswig-Holstein)州のハンスヨアヒム・グローテ(Hans-Joachim Grote)内相はDPA通信に対し、6人が刃物で負傷、3人が別の理由で負傷したほか、バスの運転手が男に殴られたと述べた。
運転手は乗客が避難できるよう、直ちにバスを停車させた。同通信によれば、偶然近くにいた警察車両が間もなく現場に到着し、男は警官らに身柄を拘束された。
ヒンクスト氏は日刊紙ビルト(Bild)に対し、容疑者は34歳のイラン系ドイツ人だと述べ、「何らかの政治的な過激思想に傾倒していたことを示す情報はない」とした。(c)AFP/Hui Min NEO