【7月22日 CNS】中国国営の原子力企業の中国広核集団(CGN)は17日、傘下の中広核欧州能源(CGN Europe Energy)が豪マッコーリ・グループ(Macquarie Groups)、米ゼネラル・エレクトリック(General ElectricGE)と株式譲渡契約を締結し、欧州最大の陸上風力発電所を建設する風力発電プロジェクト株式を75%取得したと発表した。

 同プロジェクトは、スウェーデン・ピーテオ市(Pitea)に3.63メガワットの風車179機を設置する計画で、2019年末完成・運用開始を予定している。40万世帯の家庭の電気需要を満たし、毎年75万トンの二酸化炭素(CO2)の排出を削減できる。

 中広核欧州能源は2014年、パリで設立。以来、英、ベルギー、オランダなどでM&Aを成功させ、自社開発の約100万キロワットの風力発電、太陽エネルギー資源を持つ、フランス6位の大手エコ・エネルギー企業として知られている。

 中広核欧州能源の陸瑋(Lu Wei)総裁は、「欧州の再生可能エネルギー市場への進出は中広核欧州能源の既定戦略。今回のスウェーデンのプロジェクト買収の成功は、我々の北欧市場参入を意味するだけでなく、欧州市場全体の開拓としても意義深い」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News