村は名所に、農民は芸人に 貴州・ミャオ族の銃の使い手の村
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【7月21日 CNS】中国・貴州省(Guizhou)従江県(Congjiang)岜沙苗寨(Basha)少数民族ミャオ族村の長老、滚拉往(Gunlawang)さんは12日、村祭りの「寨門迎賓」の儀式を行っていた。
岜沙は、「世界最後の銃の使い手の集落」と誉れ高い。自然環境と独特の少数民族文化を観光資源とし、観光業に力を入れてきた。区が村を、農業合作社が農家をリードする形で、区、村、村民の利益が合致する仕組みを作り、「会社+農業合作社+貧困農家」が提携し合う観光の新しいあり方を推進している。
農民の多くは、鎌やくわなどの農具を手放し、観光ガイドや伝統芸術の芸人、レストラン経営、工芸品販売などの職業に従事する。2017年に同地を訪れた観光客は累計180万人回で、観光収入は12億7200万元(約212億円)に上った。(c)CNS/JCM/AFPBB News