【7月19日 AFP】マイク・ポンペオ（Mike Pompeo）米国務長官は18日、ホワイトハウス（White House）で開かれた閣議で、1950～53年の朝鮮戦争（Korean War）で死亡した米兵の遺骨について、第1陣が「数週間内」に北朝鮮から引き渡されるとの見通しを示した。

　米兵の遺骨返還は、先月シンガポールで行われた米朝首脳会談で、ドナルド・トランプ（Donald Trump）米大統領と北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン、Kim Jong-Un）朝鮮労働党委員長が合意していた。

　ポンペオ長官は閣議で「向こう数週間内にも第1陣の遺骨が戻ってくると思う」と述べた。ただ、最初の返還が今月27日に予定されており、約50～55柱が返還されるとの報道内容については確認しなかった。

　米朝は15日、南北軍事境界線上にある板門店（Panmunjom）で遺骨返還をめぐって軍幹部レベルの協議を行った。米国務省のヘザー・ナウアート（Heather Nauert）報道官は「多くのレベルで多くの仕事が残っている」と述べ、協議は継続中だと説明している。(c)AFP