米民主党、トランプ氏通訳者の証言要求 米ロ会談の内容開示求め
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【7月19日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領とウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)ロシア大統領が通訳だけを交えて一対一で会談したことへの懸念が高まる中、野党・民主党の議員らは18日、トランプ氏の通訳者による議会証言を求める考えを示した。
両大統領は16日、フィンランドの首都ヘルシンキで2時間にわたり非公開会談を行ったが、この際同席したのは双方の通訳者のみで、他の当局者は参加しなかった。民主党議員らは、トランプ氏の通訳を務めた女性と、この女性が会談中に取ったであろうメモは、会談の内容について重大な情報を提供し得ると主張している。
上院外交委員会の民主党トップ、ロバート・メネンデス(Robert Menendez)氏は米ケーブルテレビ局MSNBCに対し、「われわれは通訳者の委員会出席を望んでいる。メモの閲覧を望んでいる」と説明。「何が起こったのかを知るため、大いに尽力する」と述べた。
米国では、トランプ大統領が会談後の共同記者会見でプーチン大統領に好意的姿勢を示したことをめぐり、民主、共和両党の議員が懸念を表明。怒りをあらわにする議員もいる。リチャード・ブルメンソール(Richard Blumenthal)、ジーン・シャヒーン(Jeanne Shaheen)の両上院議員も、通訳者の議会証言を求めている。
だが、民主党議員らの要求は大統領側に一蹴される公算が大きい。ホワイトハウス(White House)は、いかなる大統領も非公開の会話の公表を求められることはなく、同じことは通訳者を含む側近にも強制されるべきではないと主張し、大統領特権を行使するものとみられる。(c)AFP