【7月18日 AFP】(更新、写真追加)タイの洞窟から救出されたサッカーチームの少年12人とコーチが18日、初めてメディアの前に登場し、元気そうな姿を見せた。

 タイ語で「イノシシ」という名のサッカーチームの少年らは同日、タイ北部チェンライ(Chiang Rai)県の病院を退院。その後、ユニホーム姿で記者会見の会場に現れた。

 劇的に救出された少年たちの一人、アドゥン・サムオン(Adul Sam-on)さん(14)は記者会見で、洞窟内で英国人ダイバーに発見されたことについて「奇跡」だと述べた。

 また少年たちは、穴を掘って脱出を試みた一方、発見されるまでの9日間、雨水を飲んでしのいだと説明。

 コーチのエーカポン・ジャンタウォン(Ekkapol Chantawong)さんは「当局が助けてくれるのをただ待つわけにはいかないと考え、穴掘りを試みた」と述べ、別のチームメンバーは「岩から滴る水を飲んだ」と語った。

 少年らとコーチは、6月23日の練習後に洞窟に入り、9日後に2人の英国人ダイバーに発見されたものの、救出されるまで最大18日間、閉じ込められていた。(c)AFP