フランスが通算2度目のW杯制覇、ポグバやエムバペの活躍でクロアチア破る
このニュースをシェア
【7月16日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は15日、モスクワのルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)で決勝が行われ、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で獲得したPKやポール・ポグバ(Paul Pogba)、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が得点を記録したフランスが4-2でクロアチアを破り、通算2度目のW杯制覇を果たした。
フランスは前半18分、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)のFKがマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)のオウンゴールを誘発して先制すると、対するクロアチアは同28分、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)に所属するイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)がゴールを決め、試合を振り出しに戻した。
しかし、フランスはその後、VARの介入によってペリシッチのハンドが判明してPKを獲得すると、グリーズマンがこれを成功させて再びリードを奪い、後半にはポール・ポグバ(Paul Pogba)、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のゴールで突き放した。
エムバペのゴールにより、1970年メキシコ大会のブラジル以来となる決勝の舞台で4得点を挙げたチームになったフランスは、守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)によるひどいミスからマンジュキッチに得点を奪われたものの、クロアチアにこれ以上の得点を許さず、W杯優勝回数でウルグアイとアルゼンチンに並んだ。
フランス代表の指揮を執るディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、現役時代に主将として1998年W杯フランス大会で優勝を果たしており、選手と監督でW杯制覇を経験したのはブラジルのマリオ・ザガロ(Mario Zagallo)氏、ドイツのフランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏に続き、史上3人目の偉業となった。
この試合はまた、イングランドと西ドイツが対戦した1966年イングランド大会以来となる大量得点が生まれた決勝となり、エムバペは1958年に当時のブラジル代表ペレ(Pele)氏が記録して以来となる、決勝で得点を記録した10代の選手となった。(c)AFP