福島原発の除染作業に外国人実習生、4社で発覚 法務省調査
発信地:東京
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【7月13日 AFP】法務省は13日、福島第1原発事故後の除染作業に、建設会社4社が外国人技能実習生を従事させていたと発表した。
今年3月、ベトナム人実習生3人が福島で除染作業に従事していることが判明。これを受けて法務省は、技能実習生には除染作業は不適切との見解を示し、実習生を受け入れている建設会社182社を対象に調査を実施した。
ベトナム人実習生を受け入れた会社が提出した計画書によれば、実習生らは建設機械を使う作業に当たることになっていた。しかし政府関係者はAFPに対し、「実習生は機械を使用せず、土を除去するなど単純な除染作業に加わっていた」と明かした。
法務省は、外国人実習生を除染作業に従事させていた4社のうち1社に対し、実習生受け入れの5年間停止処分を科した。残る3社で何人の実習生が除染に関わったかを引き続き調べている。また9月末までに、さらに820社について調査する予定。
外国人技能実習制度はこれまでにも、一般的な水準を下回る条件で、技術の習得機会がほぼ皆無の職を実習生らに与えているとして非難にさらされてきた。今回の問題発覚で、批判が再燃するのは必至とみられる。(c)AFP