カイリー・ジェンナー、わずか20歳で億万長者の仲間入りへ
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【7月13日 AFP】人気リアリティー番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ(Keeping Up With The Kardashians)」でおなじみのカーダシアン一家の末っ子、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)はわずか20歳という若さで、米国では最年少となる「自力で出世した」億万長者になりそうだと米経済誌フォーブス(Forbes)が11日に報じた。
カイリーがコスメティックス会社「カイリーコスメティックス(KYLIE COSMETICS)」を立ち上げたのは2年前。フォーブスによると、同会社は既に6億3000万ドル(約706億9900万円)分の化粧品を売っている。
同誌はカイリーの会社を控えめに評価しても8億ドル(約897億7000万円)とし、テレビ番組の出演料や広告料、税引き後の配当も加味し、カイリーの総資産を9億ドル(約1009億8900万円)とした。
カイリーが全株を保有する「カイリーコスメティックス」は、彼女の唇を真似ることができるリップライナーとリップスティックをセットにした、29ドル(約3,200円)の「リップキット」から始まった。
既にフォーブスの実力で出世した米国女性億万長者番付に最年少として名を馳せるカイリー。この一年間の事業成績によっては、23歳で番付に食い込んだフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(%%Mark Zuckerberg)の記録を塗り替え、最年少での自力で出世した億万長者となる可能性がある。
カイリーはこのニュースを取り上げた同誌の表紙をツイッター(Twitter)に投稿し、「フォーブス、記事とこの評価に感謝します。毎日大好きなことができとても恵まれています」とコメントを添えた。
彼女の成功は、彼女の知名度とソーシャルメディアを駆使したことにより可能となった。自身のインスタグラム(Instagram)アカウントは1億1000万人、ツイッターでは2560万人、そして「カイリーコスメティックス」のアカウントは1640万人ものフォロワー数を誇る。
同社はわずか7人の社員と5人のパートタイム従業員しかおらず、製造と梱包、営業はアウトソーシングしている。また、商業的側面は母親でマネジャーであるクリス・ジェンナー(Kris Jenner)が、10パーセントのマネージメント料で行っている。
「スタートアップビジネスの特徴同様、ジェンナーの事業の負担は実に軽い。非常に少ない間接費とマーケティング費のおかげで、桁外れの利益はすべてジェンナーの懐に収まる」とフォーブスは明かす。
カイリーはクリスと、現在はケイトリン(Caitlyn Jenner)として知られる元五輪金メダリスト ブルース・ジェンナー(Bruce Jenner)の末っ子。姉はスーパーモデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)。また、キム(Kim Kardashian West)、コートニー(Kourtney Kardashian)、とクロエ(Khloe Kardashian)を異父姉に持つ。
「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」はカイリーが10歳の時に始まった。17歳の時には「カイリーリップキット…完璧な唇に(Kylie Lip Kits... for the perfect pout)」というキャッチコピーを特許申請した。
モデル業で得た25万ドル(約2800万円)を使用し、製造会社に最初の1万5000個のリップキットの製造を依頼。この発売までの過程は、数か月に渡りインスタグラムに投稿された。2015年11月にローンチされたリップキットは1分と経たずして売り切れた。(c)AFP