ウィンブルドン男子シングルス準決勝に関する5つの事実
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【7月13日 AFP】13日に行われるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)の男子シングルス準決勝は、2度の優勝経験を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)対同3度のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ジョン・イズナー(John Isner、米国)対ケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)という顔合わせになった。そこでAFPは、今大会の準決勝に関する5つの注目ポイントをまとめた。
■全員30歳以上
今大会のセミファイナリストは全員が30歳以上の顔ぶれとなった。これはオープン化以降における四大大会(グランドスラム)の男子シングルス準決勝では史上初。ナダルは30歳の誕生日を迎えてから5回目、ジョコビッチは初のグランドスラム4強となっている。
■52回目の直接対決
ナダルとジョコビッチの直接対決は今回が通算52回目。対戦成績では26勝25敗でジョコビッチがやや上回っているが、昨年のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)でジョコビッチ戦の連敗を7で止めたナダルは、今季唯一の対戦となっているイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2018)準決勝でも勝利している。また、ナダルはグランドスラムの舞台でジョコビッチから9勝を挙げており、これは全選手中最多。しかし、対するジョコビッチもグランドスラムでナダルから4勝を記録し、こちらもツアー最多の数字となっている。
■新参者
昨年大会ではマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)が11度目の出場にして初の決勝へ駒を進めた。チリッチはウィンブルドンの決勝進出にオープン化以降で最も多くの出場回数を要した選手となったが、アンダーソンとイズナーの勝者は、これに次ぐ記録を打ち立てることになる。
■ブレーク不可能
イズナーは今大会、95ゲーム連続で自身のサービスをキープしているほか、準決勝までの5試合で出場選手中最多となる160本のエースを記録している。
■ボルグが視界に
ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)とウィンブルドンを同じ年に3度制した選手として、ナダルはビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏の最多記録に肩を並べようとしている。ナダルが2008年と2010年に続く快挙を成し遂げようとしている一方、ボルグ氏は1978年から80年にわたり3年連続で偉業を達成した。(c)AFP