トランプ氏「NATO信じている」と離脱否定、各国の負担増歓迎
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【7月12日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は12日、2日間にわたって行われた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議後に記者会見し、加盟各国が国防支出の増加を約束したとして「非常に大きな進展」があったと歓迎し、今回の厳しい議論を経てNATOは「ずっと強くなった」と評価した。
トランプ氏は加盟各国に対し、国防支出を国内総生産(GDP)比で2%まで引き上げるとする目標を、2024年までではなく即時達成し、最終的に4%を目指すよう要求。会議は危機的状況に陥り、緊急会合が開かれた。
会合を終えたトランプ氏は、「皆大幅な増額に合意した。これまで考えもしなかった水準まで増やす方針だ」と明らかにした。
また加盟各国が負担増を達成できない場合、米国がNATOを離脱する可能性もあると警告したとする報道について、「米国はこれまで公平な扱いを受けていなかったが、今は違う。私はNATOを信じている」と述べて、NATOへの関与継続を言明。その主な理由として、加盟各国が約束した追加支出を挙げた。(c)AFP