【7月12日 AFP】11日に行われたサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)準決勝で、イングランドと対戦したクロアチアが初の決勝につながるゴールを決めた際、AFPカメラマンが選手らの歓喜の渦に巻き込まれてもみくちゃにされる一幕があった。

 イングランドに2-1で勝利した準決勝の延長戦、クロアチアのマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)は決勝点となるゴールを決め、ルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)のピッチの隅に向かって走り、チームメートと喜びを分かち合った。

 その際ピッチ脇の広告板の隣に陣取っていたのが、AFPメキシコ支局のユーリ・コルテス(Yuri Cortez)カメラマンだった。「ちょうどカメラのレンズを交換していた時に、選手らが私の方に向かって走って来た」「続々とやって来て、私の上になだれ込んだ! とんでもない瞬間だった、皆喜んでいた」

 すかさずカメラを構え、選手たちの喜びの表情を間近で見事に撮影。「それから選手らは私が下敷きになっているのにはっと気付いた」「大丈夫かと聞いてくれた。1人はレンズを拾い、もう1人の選手(ドマゴイ・ビダ〈Domagoj Vida〉)はキスをしてくれたよ」とコルテス・カメラマンは振り返った。

 初の決勝進出を決めたクロアチアは、15日にフランスと対戦する。(c)AFP