【7月11日 AFP】10日に行われたサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)準決勝でフランス代表に0-1で敗れたベルギー代表のGKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)は、フランスの守備偏重の戦術を「サッカー界にとって恥だ」と批判した。

 後半6分にサムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)がヘディングで決勝点となったゴールを決めると、フランスはディフェンスラインを深く保ち、通算3度目の決勝進出をものにした。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するクルトワはベルギー放送局のRTBFに対し、「すごくいら立つ試合だった。フランスは全くプレーしていなかった。彼らのゴールから40メートルのところで11人でディフェンスをしていた」と語った。

「彼らは、足の速いキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)主体のカウンター攻撃を狙っていた。彼らにはその権利はある。彼らは相手が深く守るとどうなるかを分かっていて、そこで僕らは問題を抱えた」

「自分たちより良いチームに負けたのではなく、ディフェンスしかしないチームに負けたことにいら立っている」

「彼らは準々決勝のウルグアイ戦でもFKと相手GKのミスで得点した。今日はCKだ。ベルギーが今日勝てなかったことを恥ずかしく思う」

 98年大会を制しているフランスは、11日に行われるもう1試合の準決勝クロアチア対イングランドの勝者と、15日にモスクワのルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)で行われる決勝で対戦する。(c)AFP