イングランドが28年ぶりW杯4強、スウェーデンに快勝
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【7月8日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は7日、準々決勝の試合が行われ、イングランドはハリー・マグワイア(Harry Maguire)とデレ・アリ(Dele Alli)の得点でスウェーデンに2-0で快勝し、1990年イタリア大会以来となる4強入りを果たした。
前半30分にレスター・シティ(Leicester City)所属のマグワイアがCKを頭で合わせ先制したイングランドは、後半14分にアリが追加点。そして、GKジョーダン・ピックフォード(Jordan Pickford)が残り30分で幾度となくシュートを止め、イングランドが長く待ちわびた準決勝進出を確保した。
スウェーデンとの公式戦9試合目にして2勝目を挙げたイングランドは、11日にモスクワで行われる準決勝でロシアとクロアチアの勝者と対戦する。
イングランドのギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は、PK戦で勝利した決勝トーナメント1回戦のコロンビア戦と同じ布陣でこの試合に臨んだ。スウェーデンは、1-0で白星を飾ったスイス戦で出場停止だったセバスティアン・ラーション(Sebastian Larsson)が先発に復帰した。
マグワイアは前半30分、小柄なエミル・フォルスベリ(Emil Forsberg)に競り勝ちゴールの下隅に吸い込まれる、イングランドにとって今大会のセットプレーでの8ゴール目となる得点を決めた。
俊敏な動きを見せていたラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)がジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)の浮いたパスを見事にコントロールし、ハーフタイム直前に点差を広げる大きなチャンスを手にしたが、スウェーデンのGKロビン・オルセン(Robin Olsen)にシュートを阻止されると、もう一度放ったシュートもアンドレアス・グランクヴィスト(Andreas Granqvist)によってブロックされた。
ピックフォードは前半を比較的静かに過ごしたが、後半開始直後にマルクス・ベルグ(Marcus Berg)のヘッドを止める重要なセーブをしてみせた。
するとイングランドは即座にギアを上げ、後半14分にジェシー・リンガード(Jesse Lingard)のクロスから完全にフリーになったアリが、オルセンを破る追加点を決めてスウェーデンを引き離した。
エバートン(Everton)所属のピックフォードは、ベルグの落としからのヴィクトル・クラエソン(Viktor Claesson)の近距離からのシュートに手を出してこれを止めると、さらに素晴らしい反射神経を見せ、交代で入ったヨン・グイデッティ(John Guidetti)のパスからのベルグのシュートをバーの上へはじき出した。
サウスゲイト監督は、終了間際にヘンダーソンの代わりにエリック・ダイアー(Eric Dier)を投入するなど、負傷がなければメンバーが万全の状態で準決勝を迎えることになる。(c)AFP/Martyn WOOD