ウッズとミケルソン、賞金11億円を懸けた1対1のガチンコ勝負企画
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【7月7日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)とフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が、1000万ドル(約11億円)の賞金を勝者が独り占めする18ホールの勝負を開催する交渉を進めていると、Golf.comが伝えた。報道によると、テレビ番組の企画として今月3日に米ラスベガスで行われる予定だったこのイベントは中止となったものの、メジャー通算14勝のウッズと同5勝のミケルソンの代理人は、実現に向けて現在も動いているという。
現在48歳のミケルソンと42歳のウッズは、4月の第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)を前に、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で珍しく一緒に練習ラウンドを行い、5月のザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2018)でも予選の2日間を同組でプレーした。
フロリダで行われたイベントに登場したミケルソンは、「別の日にちで調整している。3日に行われるはずだったが、実現しなかった」と明かすと、「トーナメントでの余計な手順は取っ払い、ガチンコ勝負でいちかばちかの戦いをして、勝者が賞金を総取りする試合をやろうじゃないか。今も彼が私と勝負をしたいと思っているか分からないが、お互いにとって本当に楽しいものになるだろうし、2人がいきなり最終ラウンドで戦うのは本当に面白いはずだ」と提案した。
注目のマッチアップは交渉が進行中と伝えられている中、ウッズと一緒にプレーすることについてミケルソンは、「反対する理由がない。彼が困惑するようなことなら、何でもやってやるよ」と話すと、これほど高額な賞金が懸けられていれば、億万長者でさえも喜んで出場するだろうという見解を示した。
「信じられないような金額だ。どれだけの大金持ちであろうと、この賞金ならお互いに喜んで出場するよ」
ツアー通算79勝を記録しながらも2013年以降は優勝から遠ざかっているウッズは、米経済誌「フォーブス(Forbes)」が発表した2018年の「世界で最も稼ぐスポーツ選手」ランキングで、ゴルフ界ではトップにして全体16位の年収4330万ドル(約47億8000万円)を記録。一方、ミケルソンは全体22位の4130万ドル(約45億6000万円)を稼ぎ、ゴルフ界では2位に入っている。(c)AFP