ベルギーが王国ブラジル撃破、32年ぶりのW杯ベスト4
このニュースをシェア
【7月7日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は6日、準々決勝が行われ、ベルギーがフェルナンジーニョ(Fernandinho)のオウンゴールとケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)の素晴らしいシュートでブラジルに2-1で勝利し、準決勝進出を決めた。サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で10日に行われる準決勝ではフランスと対戦する。
直近15試合で無敗を続け、試合前まで2大会連続準決勝進出に向けて優勢かと思われていたブラジルは後半、レナト・アウグスト(Renato Soares de Oliveira Augusto)のヘディングで1点を返したが、反撃を始めるには時間が遅く、同点に追いつくことはできなかった。
ブラジルは試合開始直後からチアゴ・シウバ(Thiago Silva)がゴールに迫り、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)も早い時間帯から可能性を示すなど活気あるスタートを切ったが、フェルナンジーニョがオウンゴールを献上し、デ・ブルイネによる素晴らしい一撃がベルギーに主導権をもたらした。
チッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)監督による後半の選手交代で、レナト・アウグストの壮観なヘディングが決まったブラジルには闘争心が戻ったものの、その後は疲労を隠せないベルギーに対し、延長戦に持ち込むための決定機を再三逃し続けた。
試合終了間際にはネイマールが曲がりながら落ちるシュートで得点を狙ったが、これをGKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)が素晴らしいセービングで防ぎ、ベルギーはメキシコ大会以来32年ぶり2度目となるベスト4進出を確実なものとした。(c)AFP