W杯予選で大乱闘の豪比バスケ協会、連名で謝罪
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【7月5日 AFP】2日に行われたFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)のアジア地区1次予選で、試合中にフィリピン代表選手とオーストラリア代表選手、さらにファンやスタッフがコート内で入り乱れた乱闘騒ぎについて、両国の協会が5日、バスケットボールの評判を落としたとして謝罪を表明した。
フィリピン・マニラで起きた乱闘は全世界的に見出しを飾り、オーストラリアの選手は身の安全を懸念する状況となった。
両国のバスケット協会は、連名書簡で「全てのバスケットボールコミュニティー、とりわけ私たちの素晴らしいのファンの方々に心から謝罪する」と記した。
謝罪はとりわけ「両チームが見せた振る舞いおよび、バスケットボールの試合の評判を落とさせた」ことについてのものだった。
#basketbrawlというハッシュタグがつくられたベンチ総出の乱闘では、両チーム合わせて13人の退場者が出た。
4日にオーストラリア代表は本国に到着したものの、その怒りはいまだに収まってはいない。
ブリスベン到着後に同代表のアシスタントコーチを務めるルーク・ロングリー(Luc Longley)氏は「あんなものは今まで見たこともない。ユーチューブ(YouTube)でもだ。あちらのチョット・レイズ(Chot Reyes)コーチは、選手たちに対して暴れるよう言ったのだと考えている」と記者団に語った。
米プロバスケットボール協会(NBA)のシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)で、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏とともに3度のNBA制覇を遂げているロングリー氏は、怒ったレイズコーチがタイムアウト中に選手に対し「誰かを襲え」と声をかけた映像を指摘した。
この一戦は、すでに険悪な雰囲気のまま迎えた第3クオーター、チームメートを倒したフィリピンの選手に対し、オーストラリアのダニエル・キッカート(Daniel Kickert)が肘打ちを食らわせたのをきっかけに、乱闘となった。
国際バスケットボール連盟(FIBA)は、両国に対する懲戒手続きを始めている。(c)AFP