【7月6日 CNS】百度(Baidu)の李彦宏(Robin Li)CEOは4日、同社の人工知能(AI)開発大会で、「百度と金龍客車(King Long)が共同で開発した世界初の「レベル4」商用自動運転バス「阿波龍(アポロン、Apolong)」の量産を開始したと発表した。

「アポロンはハンドルも運転席も、ブレーキもアクセルもない。アポロンの商用化も同時に展開していきたい。すでに組み立てが完了したアポロンは北京(Beijing)、雄安(Xiong'an)、深セン(Shenzhen)、東京などへ向けて商用として展開していく」

 李CEOはさらに、「2018年は自動運転自動車元年となる。T型フォードが市場に投入された当時の、歴史的転換点に匹敵するだろう。AI時代最大の革命、つまり自動車の複雑な部品が徐々に簡略化され、大量のコードがそれに取って代わった。アポロのプラットフォームではすでに去年の6倍のコードが公開されている」と話した。

 また冗談交じりに、「今年はどこに行っても百度の自動運転車はいつ量産するのかと聞かれる。車を作るのはパワーポイントでプレゼンテーションを作るのとは違う。発表が延期になるのは日常茶飯事でしょう」とも語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News